今回は、
XAMPPというツールのインストール、使い方の説明を行います。
このツールは、PHPやMySQLを自分のパソコンだけで動かせるようにする便利なツールです。
ダウンロード&インストール公式サイトWindows版はコチラMac版はコチラ素晴らしいことに、インストール方法が画像付きで紹介されているので、ここでは割愛します。
これは開発用のツールですので、セキュリティが甘々です。
最初に起動したあと、コンソールの画面からセキュリティを確認したほうが良いです。
コンソールの画面は、日本語を選択した場合で説明します。
(※この記事を書いた時点でのXAMPPバージョンは、Win版が1.8.1、Mac版が1.7.3です。)
Windows版もMac版も、その辺りの注意事項や解決方法含め上記サイトに画像付きで説明がありますので、しっかりと行なっておきましょう。
どちらも、ApacheとMySQLを起動(Start)した状態で確認して下さい。
ちなみにコンソール画面は、ブラウザで「
http://localhost/」にアクセスすると見られます。
Windows版は、
http://localhost/security/
にアクセスして、そこで警告の言うとおりに進み、パスワードの設定を行いましょう。
Mac版はターミナルで
sudo /Applications/XAMPP/xamppfiles/xampp security
を実行してパスワード設定以外は何も入力せずにEnterを押してれば終わります。
Password: とか Password (again): てところは、自分のわかるようにパスワードを設定して下さい。XAMPPコンソールのパスワード、phpMyAdminのパスワード、MySQLのパスワードを設定すると思います。
セキュリティが、全て「安全」となっているのが理想的です。
今回、FTPの説明は省きます。そのため、Windows版はXAMPP Liteでも大丈夫です。
使い方インストールしたXAMPPフォルダ内にhtdocsがありますが、このフォルダの中がルートディレクトリになります。ルートディレクトリとは、WebブラウザでアクセスしたURLで表示される場所のことです。
http://localhost/
だとファイル名の指定はありませんが、デフォルトの設定でアクセスしたURLにファイル名が無い場合は「index.php」が実行されます。XAMPPでは最初からindex.phpが入っていて、コンソール画面が出るようなプログラムが書かれています。ちなみに、「http://localhost/test/」なら、ルートディレクトリの中のtestフォルダの中、ということです。
というわけで、試しにhtdocsの中に「test」というフォルダを作り、さらにその中にtest.phpというファイルを作りましょう。
text.phpの中身は、以下の内容とします。
<?php
$aaa = "私は、変態です。エロ専用ブラウザです。";
echo $aaa;
?>
これで、以下URLにアクセスしてみましょう。
http://localhost/test/test.php表示されましたか?
文字化けした!という人は、別におかしく無いです。ブラウザの文字コードと、test.phpの文字コードが合っていないためです。
test.phpをUTF-8で保存していた場合は、以下のように修正してみましょう。
<?php
header("Content-Type: text/html; charset=UTF-8");
$aaa = "私は、変態です。エロ専用ブラウザです。";
echo $aaa;
?>
headerという関数で、コンテントタイプ(中身の種類)とキャラセット(文字コード)を指定してます。PHPプログラムでUTF-8のテキストを出力しているので、このような指定となります。
これで、もう一度アクセスして下さい。
正しく表示されましたか?
もし問題がおきたら、何故なのか調べる癖をつけましょう。エラーが表示されているならエラーで検索し、よくわからなければ、自分の状況を単語単位で区切り、Google先生に聞いてみましょう。
例えばブラウザに何も出なかった場合、
「XAMPP PHP 真っ白」
とかでもある程度教えてくれるでしょう。
XAMPPの終了方法ですが、ApacheとMySQLを停止(Stop)させてツールを終了させればOKです。常に起動していても問題はありませんが、気になる方は終了させておき、また使う時に起動しましょう。
次回は、PHPプログラムでHTMLを出力してみます。
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