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iOSの開発にも少し役立つAutomator

開発メモ。

Macに搭載されているAutomatorはすごく便利です。
これは、Windowsで言うところのバッチをGUIにして超便利にしたもので、標準搭載されています。

言わばアプリケーションのマクロ。

様々なアクションを組み合わせたものを、利用シーンに合わせて出力できます。例えば、バッチ自体をアプリケーションとして用意したり、フォルダに入った時に作動させたり、右クリックメニューに入れたり。僕がよく使うのは、「サービス」と呼ばれる右クリックメニューに追加するものです。

アクションの中には、

PDF、インターネット、カレンダー、システム(ネットワークディスクを作ったりユーザー追加したり)、テキスト、開発(CVSのコミットやxcodeのビルド等)、ファイル制御、フォント、iTunes、ムービー、メール、ユーティリティ(クリップボード制御やシェルを実行したり、簡易的な変数を使ったり)、画像、アドレス帳

辺りが最初から入ってます。OS買ったら最初から入ってる標準アプリは制御できるよってことですね。

iOSの開発でも、ちょっとしたところで便利なので、少しご紹介。
今回は、よくあるケースとして、クライアントさんから来たデータを編集する場合です。

iOSは複数の画面サイズに適用させるため、ファイル名にプレフィックスを付けます。

image.png
image@2x.png

と2つ入れておくだけで、アプリを起動した解像度で自動的に読み込み先を変えてくれます。プログラム側からは、image.pngを指定しておけばOKです。この、@2xの画像は、プレビュー.appという標準の画像編集アプリを使えばプログラマーでも作れますが、Automatorを使えば更に簡単に出力できます。

書類種類を「サービス」、入力を「イメージ」、「イメージサイズを調整」で比率を50にすればOK。保存。
画像を右クリックしたメニューに画像サイズを半分にしてくれるコマンドが入ります。ファイルの複製やリネームを組み合わせれば、より目的に合ったものが出来ると思います。ちなみに複数の画像ファイルを選択して、一度に行うことも可能です。

フォルダアクションなら、フォルダに画像が入った瞬間にサイズを半分にしてくれます。

次にサウンドの場合。
よく、wavファイルやmp3ファイルで届いたりしますが、容量が多く、メモリも心配です。caf形式にしたい。でもターミナルをいちいち立ち上げたり、ツールを立ち上げるのは面倒。

そんな時は、同じく「サービス」、入力を「オーディオファイル」、アクションに「シェルスクリプトを実行」にして、中身を以下の通りに。

シェル:「/bin/bash」
入力の引渡し方法:「引数として」
内容:

for f in "$@"
do
afconvert -f caff -d ima4@22050 $f
done

これで保存。右クリックメニューに追加されたコマンドを実行すれば、wavファイルと同じフォルダに.cafファイルが出力されます。もちろん、オーディオファイル以外を右クリックしてもコマンドは表示されません。forにしたのは、複数ファイルを右クリックした場合にも対応するため。

とまぁ、他にもちょっとしたシェルを実行したり、複数のPDFを1つにまとめてZIP圧縮したり、様々なケースで使えます。

便利だけどAutomatorの知名度は低く、iOSの為にMacに移ったプログラマーさんの中には知らない人も多いアプリなのです。だから是非使って欲しいです。もちろん、ちょっと便利にしてくれるのが目的であって、何でもかんでも完璧に出来る訳ではありませんので、組み合わせで作れなかったら諦めましょう。
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不純な動機でプログラマーになった男、エロぺんぎんです。ブラザー達を猛烈に応援したい気持ちと、自分もプログラマーとして成長したい思いで、当ブログを立ち上げました。
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